かつて電車やバスからこの『車折』という駅名やバス停名を見て、『何と読むのだろう?』と思われたことがある方もいらっしゃるのではありませんか? 『くるまざき』と読みます。
御祭神は、清原頼業公。平安時代後期の方で、苗字からもわかるように、三十六歌仙の一人、清原元輔や清少納言の一族にあたります(境内には清少納言霊社もあります)。
和漢の学識と実務の手腕が当代無比と称えられた清原頼業公は、文治5年(1189年)に逝去し、この地に廟が設けられました。そして頼業公の法名に因んで「宝寿院」という寺が営まれます。この廟がこの神社の前身です。頼業公は生前、殊に桜を愛でておられたので廟には多くの桜が植えられ、建立の当初より「桜の宮」と呼ばれていました。
鎌倉時代の前期、後嵯峨天皇が嵐山の大堰川(おおいがわ)に御行幸された際にこの「桜の宮」の前で牛車の轅(ながえ―牛の背中に通っている棒)が折れました。そこで、この社に「車折大明神」の御神号と「正一位」の位が贈られ、それ以後「車折神社」と称することとなりました。
※芸能の神様でも有名で 芸能人がよくお忍びでお参りにこられてるようです。
京都賃貸営業日誌
投稿者:管理者 日時:2009年06月06日 14:14